ホンドギツネ(読み)ほんどぎつね(その他表記)Japanese fox

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ホンドギツネ」の意味・わかりやすい解説

ホンドギツネ
ほんどぎつね / 本土狐
Japanese fox
[学] Vulpes vulpes japonica

哺乳(ほにゅう)綱食肉目イヌ科のキツネアカギツネ)の亜種で、本州四国九州に分布し、おもに山地に生息する。ほかの亜種より耳介後足上顎(じょうがく)の犬歯が短く、毛皮が美しくない。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のホンドギツネの言及

【キツネ(狐)】より

… ヨーロッパ,アジア,北アメリカに広く分布し,オーストラリアには移入された帰化動物として生息する。多くの亜種が区別され,日本には北海道にキタキツネ(体長約77cm,尾長約42cm),本州,四国,九州にホンドギツネ(体長約70cm,尾長約37cm)が生息する。体色は生息地や個体,季節などによってさまざまであるが,日本のものは赤褐色ないし黄褐色で,赤型の色相と呼ばれる。…

※「ホンドギツネ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む