アカギツネ(読み)あかぎつね(その他表記)red fox

翻訳|red fox

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アカギツネ」の意味・わかりやすい解説

アカギツネ
あかぎつね / 赤狐
red fox
[学] Vulpes vulpes

哺乳(ほにゅう)綱食肉目イヌ科の動物体長60~90センチメートル。ユーラシア北アメリカ分布し、単にキツネともよばれる。また、この語はキツネの一色相(毛色の型)をもさし、全身橙褐色(とうかっしょく)のものをいい、胴に黒帯のあるジュウジギツネや全身黒色のクロギツネと区別している。

今泉吉典

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

小学館の図鑑NEO[新版]動物 「アカギツネ」の解説

アカギツネ
学名:Vulpes vulpes

種名 / アカギツネ
別名 / キツネ
科名 / イヌ科
日本にいる動物 / ◎
解説 / 春に巣あなで3~4頭の子を産みます。夏まで母キツネを中心とする家族で生活します。
体長 / 50~90cm/尾長25~55cm
体重 / 4~10kg
食物 / 鳥、ネズミなどの小型動物、昆虫、果実
分布 / 北半球全域に広く分布。亜種ホンドギツネは本州四国九州。別亜種のキタキツネ北海道

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世界大百科事典(旧版)内のアカギツネの言及

【キツネ(狐)】より

…飼育品種の白銀色のプラチナは,白色の差毛を著しく多く改良したものである。これらの色相はアカギツネ,クロギツネ,ギンギツネ(イラスト),ジュウジギツネなどと呼ばれることがある。
[生態]
 ふつう平地から標高1800mくらいまでの山地に多く見られるが,高山帯にもすみ,富士山の頂上に出没することもあるなど,生息域は広い。…

※「アカギツネ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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