20世紀西洋人名事典 「ボイドニール」の解説
ボイド ニール
Boyd Neel
1905.7.19 - 1981.9.30
英国の指揮者。
トロント王立音楽院学部長。
ケント州ブラックヒース生まれ。
ロンドンの病院のインターンを経て、1933年にロンドンで18名の若手演奏家を集めてボイド・ニール管弦合奏団を結成し、イギリスで唯一の室内オーケストラとして注目される。第二次大戦で活動を停止したが、’45年に再建。また、サドラーズ・ウェルズ・オペラ(現イングリッシュ・ナショナル・オペラ)で歌劇とバレエの指揮もした。’53年にカナダのトロント王立音楽院の学部長に就任し、管弦楽団は’57年に「フィロムジカ・オブ・ロンドン」と改名された。’71年に辞任。’65年王立音楽アカデミー名誉会員。’53年英国王室より叙勲、’73年カナダ政府より叙勲。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報