普及版 字通 「ボウ・おろか・みだれる」の読み・字形・画数・意味
19画
(異体字)
17画
[字訓] おろか・みだれる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(ぼう)。に乱の意があり、の初文とみてよい。〔説文〕十下に字形を(夢)に従う形に作り「らかならざるなり」とし、字条四上に「目らかならざるなり」とあるのと同義。麻薬は古くは薬といい、六朝の文人にすでにこれを常習するものがあった。
[訓義]
1. おろか、くらい。
2. みだれる、まどう。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 久良之(くらし) 〔名義抄〕 クラシ・ハヅ 〔字鏡集〕 ココロマドヒ・ニクム・ハヅ・クラシ/ クラシ・ハヅ・マドフ
[語系]
()mng、・miungは声近く、みな夢魔にくるしむような状態をいう。・・mong、muも乱の状態をいい、一系の語。
[熟語]
▶・学▶・然▶・▶・騰▶・憧▶・▶・冒▶・昧▶・薬▶
[下接語]
狂・昏
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報