ぼうぜん

精選版 日本国語大辞典 「ぼうぜん」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐ぜん【然】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 心のくらいさま。また、無知なさま。おろかなさま。
    1. [初出の実例]「此世界を通過する生涯の旅客に向て其目的を問はば、多くは然として自失するならん」(出典:信仰之理由(1889)〈小崎弘道〉五)

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普及版 字通 「ぼうぜん」の読み・字形・画数・意味

然】ぼう(ばう)ぜん

広大。広遠なさま。また、明らかでないさま。唐・李白〔蜀道難〕詩 叢(さんそう)び魚鳧(ぎょふ)(ともに古王国の名) 國を開くこと何ぞ然たる 爾來四 秦塞と人ぜず

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然】ぼう(ばう)ぜん

ぼんやりしたさま。唐・李公佐南柯太守伝〕生、忽(こつじやく)として睡(こんすい)し、然たること久しうす。方(はじ)めて乃ち事を發悟し、涕してらんことをふ。

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然】ぼうぜん

おろかなさま。唐・白居易〔元九()に与ふる書〕僕は~關東の一男子なるのみ。~書を讀みを屬(つく)るの外、其の他然として知る無し。

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然】ぼうぜん

ぼんやりとするさま。

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然】ぼうぜん

くらいさま。

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