ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボウツ」の意味・わかりやすい解説
ボウツ
Bouts, Dierick
[没]1475.5.6. ルーフェン
ネーデルラントの画家。おもにルーフェンで活躍。ロヒール・ファン・デル・ワイデンの弟子とみられているが,劇的なものを和らげ,細部の表現を絵画的に意識して行なう点でワイデンとは異なる。死後,2人の息子アルバートとディリックが父の伝統を受け継いで画家としてルーフェンで活躍。作品は『最後の晩餐』(1467,ルーフェン,聖ペテロ聖堂),祭壇画『東方三博士の礼拝』(ミュンヘン,アルテ・ピナコテーク),『オットーの裁き』(1473頃,ベルギー王立美術館)など。
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