改訂新版 世界大百科事典 「ボストンテリア種」の意味・わかりやすい解説 ボストン・テリア[種]Boston terrier 原産地がアメリカの家庭犬。数少ないアメリカ原産の犬種の一つで,ボストンを中心とする地域で19世紀後半に,ブルドッグとフレンチ・ブルドッグの交雑種を基礎に,小型テリア種の血液を採り入れて作出された。性格が朗らかで機敏な活動的小型犬を目標に,望ましい形質を集めて育種された犬種である。目は真ん丸で大きく,口吻(こうふん)は短く,滑らかで短い被毛は黒またはブリンドル(虎毛)の地色に,口吻,鼻梁(びりよう)から頭頂,頸まわり,胸前,四肢端が純白で彩られ,いわゆるボストン・マークを形成している。こぢんまりした筋肉質で,体重は11kg以下の小型種。執筆者:一木 彦三 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by