ぼてれん(読み)ボテレン

デジタル大辞泉 「ぼてれん」の意味・読み・例文・類語

ぼて‐れん

妊娠して腹のふくれていること。また、その女性
「―ぢゃと腹さすり」〈浄・万年草

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぼてれん」の意味・読み・例文・類語

ぼて‐れん

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 ( 「ぽてれん」とも ) 腹がふくれていること。特に、妊娠して腹がふくれていること。転じて、妊娠・妊婦をいう。ぼて。
    1. [初出の実例]「浅草川のあくた共うき名をながし、はらはぽてれん水ぶくれ」(出典:浮世草子・風流比翼鳥(1707)七)
  2. [ 2 ] 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる ) 大きくふくらんでいるさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「水がようけ入ってボテレンと大きなったんやからな」(出典:冷え物(1975)〈小田実〉)

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