ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボトロデンドロン」の意味・わかりやすい解説 ボトロデンドロンBothrodendron シダ植物無舌綱古生ヒカゲノカズラ目に属するボトロデンドロン科の化石属。石炭紀を中心に栄えた。ヨーロッパの各地にしばしば発見される。植物体は現生のヒカゲノカズラに類似しており,葉の長さは約 1cmでほとんど線形,螺旋状に密生し,葉痕はほぼ円形,葉の基部のすぐ上に小舌があるのが特徴。雌性前葉体の化石も知られている。同時代に繁茂した近縁の植物にはレピドデンドロンやシギラリアなどがある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by