小舌(読み)こじた

  • しょうぜつ セウ‥
  • ひこ
  • 小=舌

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙
① 病気のため、舌の根が腫れて別に生じた、小さい舌状のもの。重舌。〔十巻本和名抄(934頃)〕
② 笛の響板。〔日葡辞書(1603‐04)〕
〘名〙
① 舌の根が腫れて別に舌状の腫物(はれもの)ができる病気。重舌。こじた。
※言継卿記‐天文一四年(1545)五月一七日「小舌出来候間切之、薬付了」
② ささやかな弁舌。つまらない弁舌。
※花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉三二「汝小舌(セウゼツ)を震って能く余を屈撓せしむるを得んや」
③ 葉の葉鞘と葉身の境目に生ずる舌状の突起。イネ科植物に多くみられる。〔生物学語彙(1884)〕
④ イワヒバ類やミズニラ類の小葉の上面の基部付近に生ずる小さい膜質の舌状突起。
〘名〙 口腔(こうこう)の奥、咽喉(いんこう)の上に垂れている肉。のどびこ。のどちんこ。口蓋垂(こうがいすい)
※和英語林集成(再版)(1872)「Hiko ヒコ 喉厭」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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