葉痕(読み)ようこん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「葉痕」の意味・わかりやすい解説

葉痕
ようこん

植物が落葉したとき、茎の表面に残される傷跡のことで、葉印(よういん)ともいう。葉痕の輪郭は、葉の基部の形を示して円形三日月形、線状などさまざまであり、葉序を示す配列維管束断面を示す斑点(はんてん)の数や分布などとともに、種類の特徴ともなる。マルハチやフウインボクなどの植物名は、葉痕の特徴から名づけられたものである。茎の表面がコルク組織不定根に覆われると葉痕は見えなくなるが、それらが発達せずに茎が肥大すると、葉痕は横に長い形となる。

[福田泰二]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の葉痕の言及

【落葉】より

…離層が形成されると葉と茎の間の物質の流通は乏しくなり,通道組織は機能をもたなくなってしまう。葉が落ちたあとを葉痕leaf scarというが,落葉後コルク層で全面が覆われる。 落葉樹は葉が1年以内に全部落ちて裸になる時期をもつものであり,落葉は秋とか乾季前にいっせいに起こることが多い。…

※「葉痕」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月節 (12月前半) のことで,太陽の黄経が 285°に達した日 (太陽暦の1月5日か6日) に始り大寒 (1月 20日か 21日) の前日までの約 15日間...

小寒の用語解説を読む