ボルロメオ(読み)ぼるろめお(その他表記)Carlo Borromeo

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ボルロメオ」の意味・わかりやすい解説

ボルロメオ
ぼるろめお
Carlo Borromeo
(1538―1584)

イタリア反宗教改革の指導者の一人。北イタリアのアロナの貴族の家に生まれ、12歳で聖職録を得、1552年からパビア法学を学んだ。59年伯父である教皇ピウス4世に招かれてローマに行き、翌年22歳で枢機卿(すうききょう)兼ミラノ大司教となり、トレント公会議(第三会期、1562~63)では重要な役割を演じた。イエズス会を保護し、聖職者の教育、年少者の教化、病人・貧窮者の救済などに大きな努力を払った。

[今野國雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android