ボログダ州(読み)ボログダ(その他表記)Vologda

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボログダ州」の意味・わかりやすい解説

ボログダ〔州〕
ボログダ
Vologda

ロシア北西部の州。州都ボログダ。東ヨーロッパ平原北部の波状の平地にあり,広い河谷と氷堆石丘の入組んだ地形を示す。西部にはベーロエ湖をはじめとする湖や湿地帯が多い。1月の平均気温-14~-11℃,7月は 17~18℃。年降水量 550~600mm。タイガ地帯に入り,モミが主要樹種である。農牧業では,乳牛飼育とアマ (亜麻) ,ライムギカラスムギなどの栽培が行われる。鉱工業部門では製材,木材加工が中心で,林業用設備の製作やアマ加工,鉄鋼業,食品工業も発展している。民芸品の生産も盛んである。ボログダからサンクトペテルブルグアルハンゲリスク,モスクワの各方面と結ぶ鉄道,ハイウェーが延び,州西部をボルガ=バルト水路が通る。面積 14万 5700km2。人口 136万 700 (1991推計) 。

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