ボンビチト(読み)ぼんびちと(その他表記)Phoumi Vongvichit

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ボンビチト」の意味・わかりやすい解説

ボンビチト
ぼんびちと
Phoumi Vongvichit
(1909―1994)

ラオスの政治家。1927年生地スィエンクワーンでフランス大使秘書となる。1945年サム・ヌーワ州知事。1946年スファヌボン殿下らと抗仏レジスタンス「自由ラオス(ラオ・イサラ)」を結成。1950年同抗戦政府内相。1957年ラオス愛国戦線の合法活動開始とともに同書記長。同年プーマ連合政府の宗教・文化相。1959年逮捕されたが翌1960年脱獄。1962年ジュネーブ会議に愛国戦線首席代表。同年三派連合政府情報相に入閣するも1964年右派クーデターで下野。1972年ラオス人民革命党政治局員。1973年、内戦停止を受けて翌1974年成立の臨時民族連合政府で副首相兼外相。1976年ラオス人民民主共和国の成立とともに副首相兼教育・スポーツ・宗教相。

[黒柳米司]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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