ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボン恒星目録」の意味・わかりやすい解説 ボン恒星目録ボンこうせいもくろくBonner Durchmusterung 1859~62年,ドイツのボン大学天文台でつくられた恒星目録 (ボン掃天星表) で,BDと略記。赤緯-2°から北極にいたる 10等までの恒星 32万 4198個を記載し,精密な赤経,赤緯,実視光度が示されている。恒星をこの目録によって BD何番と呼ぶことも多い。 86年には赤緯-23°まで延長され,13万 3659個の星が追加された。後者は通常,南天恒星目録 SDと呼ばれる。望遠鏡発明以後の恒星目録中,初期で最も重要なものの一つである。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by