ポリツェ文化(読み)ポリツェぶんか(その他表記)Pol'tse culture

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポリツェ文化」の意味・わかりやすい解説

ポリツェ文化
ポリツェぶんか
Pol'tse culture

ロシア,アムール川の中・下流部 (ハバロフスク地方) の前1千年紀後半の定住文化。主として川や湖の岸で農耕,家畜の飼養,漁労に従事した。ユダヤ人自治州レニンスク地区にあるポリツェ集落址を代表として,コチコワトカ II,クケレボ,ジョルトイ・ヤル,アムール・サナトリウムなどの集落址が含まれる。鉄器が優位を占め,鉄鏃,銛先,ナイフ,鋳造された斧,底辺に長い小溝を伴う三角形の特徴的な形のスレートの石鏃とともに利用された。また大型の土器のほか,炭化したきびも多量に残っている。考古学者 A.オクラドニコフは,この文化のにない手が中国史学上の民族粛慎であろうと述べている。

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