ポリフェモス(読み)ぽりふぇもす(その他表記)Polyphemos

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ポリフェモス」の意味・わかりやすい解説

ポリフェモス
ぽりふぇもす
Polyphemos

ギリシア神話で、(1)一つ目の巨人族キクロペスの一人で、ポセイドンの子。海のニンフガラテイアに恋するが、醜怪な顔のため相手を怖がらせるばかりであった。その思いの丈をせつせつと歌っているのを、彼女とその恋人アキスに聞かれていることを知った彼は、岩を投げつけてアキスを殺した。のちに、漂流中のオデュッセウスとその部下が彼の洞穴に迷い込むと、その部下を何人も食い殺したが、オデュッセウスの差し出すぶどう酒に酔っぱらい、一つ目を焼け杭(ぐい)でつぶされた。

(2)ラピタイ人で、エラトスとヒッペの子。アルゴ船に乗り組んで金の羊毛皮を探しに出かけたが、ミシアでヒラスが泉のニンフたちにさらわれ行方不明になったとき、ヘラクレスとともにヒラスを探しに出たままミシアに置き去りにされた。彼はその地にキオスの町を建設した。

[中務哲郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...

春隣の用語解説を読む