共同通信ニュース用語解説 「ポリ塩化ビフェニール」の解説
ポリ塩化ビフェニール(PCB)
分子中に塩素を含む有機塩素化合物の一種。熱に強いなどの利点から、変圧器やコンデンサーの絶縁油、可塑剤や塗料、複写伝票に使われるノーカーボン紙の溶剤などに広く使われた。だが毒性が強く、環境中で分解されにくいことが問題となり、1970年代には日本を含めほとんどの国で生産や使用が禁止された。使用禁止後も変圧器などに含まれるPCBが未処理のまま残されており、保管中に行方不明になったり、環境中に漏れ出したりすることが問題になっている。
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