法則の辞典 「ポーリングの電気陰性度」の解説
ポーリングの電気陰性度【Pauling's electronegativity】
だけの差が生じる.ポーリングはこの差が電気陰性度の二乗に比例するものとした.ところがこの式だけでは,電気陰性度の相対値しか求められないので,ポーリングはフッ素の電気陰性度を4.0,炭素の電気陰性度を2.5としてそれぞれの元素の電気陰性度を求めたのである.
このほかに,「オールレッド‐ロコウの電気陰性度」,マリケンの電気陰性度*,「サンダーソンの電気陰性度」などがあり,それぞれに有効な分野がある.