ポーリングの電気陰性度(その他表記)Pauling's electronegativity

法則の辞典 「ポーリングの電気陰性度」の解説

ポーリングの電気陰性度【Pauling's electronegativity】

電気陰性度とは,分子中における各原子の電子を引きつける力の尺度を示すものである.2種の原子A,Bの場合にはA-Bの結合が完全な共有結合であったとすると,その結合エネルギー(DAB)はA2 とB2 の結合エネルギーの平均値に等しくなるはずである.しかし,もしここで生成する結合に電子の偏りがあったとすると,その分極による効果があるために

だけの差が生じる.ポーリングはこの差が電気陰性度の二乗に比例するものとした.ところがこの式だけでは,電気陰性度の相対値しか求められないので,ポーリングはフッ素の電気陰性度を4.0,炭素の電気陰性度を2.5としてそれぞれの元素の電気陰性度を求めたのである.

このほかに,「オールレッド‐ロコウの電気陰性度」,マリケンの電気陰性度*,「サンダーソンの電気陰性度」などがあり,それぞれに有効な分野がある.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

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