20世紀西洋人名事典 「ポールランジュバン」の解説
ポール ランジュバン
Paul Langevin
1872.1.23 - 1946.12.19
フランスの理論物理学者。
元・コレージュ・ド・フランス教授,元・パリ大学物理化学研究所所長。
パリ生まれ。
エコール・ノルマル・シュペリウール、ケンブリッジ等に学び、1902年パリ大学で学位を取得。’04年パリ物理学校で教鞭をとった後、’05年常磁性体の帯磁の際磁気能率の温度変化に関する「キュリーの法則」を立証。’28年ソルベー会議議長。第二次大戦中ナチスに軟禁されたが、’44年スイスに逃れ解放後に帰国し、共産党入党。戦後教育革命委員長となり「ランジュバン・ワロン教育改革案」をたて、教育の立て直しに尽力。イオンの研究、ブラウン運動に関するランジュバン関数等に業績がある他、人権擁護連盟や反ファシズム闘争を組織。科学アカデミー会員。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報