ポール・ルイス・T.エルー(その他表記)Paul Louis Toussaint Héroult

20世紀西洋人名事典 の解説

ポール・ルイス・T. エルー
Paul Louis Toussaint Héroult


1863.4.10 - 1914.5.9
フランスの冶金学者。
アンクール生まれ。
ノルマンディーのなめし皮工場主の子として生まれる。1882年パリ鉱業大学に入学するが、父の死で中退し家業を継ぐ。そのかたわらアルミニユウムの電解採取法を研究、’86年氷晶石を溶剤とするアルミナ電気分解によって金属アルミニュウムを得る方法(エルー法)を発明、アメリカのC.M.ホールと独立して、早めに特許を取る。また電気炉で様々な金属製造の試験を行い、1900年に屑鉄を利用して鋼鉄をつくることに成功、エルー式電気炉を発明。’02年アーヘン工業大学から名誉工学博士号を贈られる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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