現代外国人名録2016 「マイケルハート」の解説
マイケル ハート
Michael Hardt
- 職業・肩書
- 政治哲学者,比較文学者 デューク大学教授
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1960年
- 学位
- Ph.D.(ワシントン大学)〔1990年〕
- 経歴
- ワシントン大学で比較文学を修めたのち、パリ第8大学で当時フランスに亡命中のイタリアの政治哲学者アントニオ・ネグリに師事。湾岸戦争終結直後、ネグリとの共著「〈帝国〉―グローバル化の世界秩序とマルチチュードの可能性」を書き始め、2000年発表。同書の論じる“帝国”は、構造主義や脱構築、ポスト・コロニアリズムなどに続く巨大思想となるとも言われ、論議を呼び起こす。2004年続編「マルチチュード―〈帝国〉時代の戦争と民主主義」を刊行、帝国に抵抗する存在“マルチチュード(多衆)”が全世界で現れつつあるとの仮説を肯定的に展開する。他の著書に「ドゥルーズの哲学」、ネグリとの共著「ディオニュソスの労働 国家形態批判」「コモンウェルス〈上・下〉」など。デューク大学教授。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報