日本大百科全書(ニッポニカ) 「マイハギ」の意味・わかりやすい解説
マイハギ
まいはぎ / 舞萩
telegraph plant
[学] Codariocalyx motorius (Houtt.) H.Ohashi
Desmodium motorium Merr.
マメ科(APG分類:マメ科)ヌスビトハギ属の多年草。高さ1メートル以上になる。葉は3小葉からなり、側小葉は30℃前後の日当りのよい所では自然に上下運動をする。このためマイハギの名がついた。またユレハギ(揺萩)、マイクサ(舞草)ともいう。夏、総状花序をつくり、紫色の小花を開くが、目だたない。繁殖は実生(みしょう)、挿木による。
ヌスビトハギの仲間はヨーロッパを除く世界の温帯から熱帯に300種以上分布し、飼料となるものが多い。なお、マイハギおよびその近縁種をマイハギ属Codariocalyxとして独立させることもある。
[高林成年 2019年11月20日]