まいまいず井戸(読み)まいまいずいど

最新 地学事典 「まいまいず井戸」の解説

まいまいずいど
まいまいず井戸

maimaizu well

井戸掘りの技術未発達時代に,地表面をすり鉢形に掘り下げ,その底面からさらに穴を掘り進め,宙水不圧地下水を取水した井戸。この種の井戸は,その形状がカタツムリに似るところから,俗に「まいまいず井戸」と呼ばれる。砂礫層地帯・火山島等の崩壊しやすい地質からなり,地下水が深い位置に存在する地域でこの種の井戸が設けられていることが多い。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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世界大百科事典(旧版)内のまいまいず井戸の言及

【井戸】より

…原始的な井戸は今のような竪孔ではなく,泉を改修したり,窪地や崖下を掘ったものが多く,ひしゃくや手桶で水を汲んだため,地下水面の深い所では階段式にするとか,螺旋形の路で下りて行くとかした。東京都西多摩郡羽村町のまいまいず井戸は,台地面から水面までの深さ約10m,周囲60mで,水を汲みやすいように鉢状に掘り下げてあり,形がカタツムリに似ているのでこの名がついた。ローマ市の北北西にあるオルビエト市の聖パトリック井は特殊な構造のまいまい井戸で,1527年から10年かけて凝灰岩中に掘られた。…

【羽村[市]】より

…江戸時代に多摩川をせき止めてつくられた玉川上水の取水口羽村堰は,現在も東京都内に給水する上水道の取水口として利用されている。羽村駅東口付近に残る〈まいまいず井戸〉は,螺旋形に掘りくぼめた井戸で,鎌倉時代に掘削されたと伝える。【千葉 立也】。…

※「まいまいず井戸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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