山川 世界史小辞典 改訂新版 「マギンダナオ王国」の解説
マギンダナオ王国(マギンダナオおうこく)
Maguindanao
フィリピン南部のミンダナオ島を中心に,16世紀初めに成立したイスラーム王国。スペインとオランダの緩衝地帯として独立を維持した。18世紀後半の一時期,海洋民イラヌン人と結んで海域東南アジア東部で一大勢力を築いたが,その後急速に衰退した。アメリカ統治期にはすでに王国としての機能を失い,キリスト教徒の入植を許した。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報