ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マクロザミア」の意味・わかりやすい解説 マクロザミアMacrozamia ソテツ科の常緑低木。オーストラリアの特産属で,約 17種が知られている。幹は単幹で分枝せず,高さ2~5mぐらいのものが多いが,種によっては高さ 20mに達するものや,茎がなかば地中に埋るものがある。幹に葉柄の基痕が鱗状に残る。全体はソテツに似ているが,葉は羽状複葉で,小葉に中肋がなく松葉状に分裂したり,下面に溝を生じたりする点で異なる。花は灰緑色の球花で,雌雄異株。雄花は小さく鱗片の外面は扁棘を外へ長く伸ばす。雌花は花後鱗片内面に朱色の外種皮に包まれた倒卵形の裸子を2個つける。観賞用として栽植される。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by