マグマ分化作用(読み)マグマぶんかさよう(英語表記)magmatic differentiation

岩石学辞典 「マグマ分化作用」の解説

マグマ分化作用

マグマから異なった火成岩が形成されること.岩石学者によっては分化作用とマグマ分化作用は同意義と考えている.一方で特にドイツの岩石学者は液体状態でおこるマグマ分化作用と,結晶分化作用(crystallization differentiation)とを区別している.⇒分化作用

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

法則の辞典 「マグマ分化作用」の解説

マグマ分化作用【magmatic differentiation】

ほぼ一様な化学組成をもったマグマが,固結作用進行に伴って各種の酸化鉱物ケイ酸塩鉱物が析出して火成岩をつくり,残液の組成も変化していく現象をいう.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android