最新 地学事典 「マグマ性ガス」の解説
マグマせいガス
マグマ性ガス
magmatic gas
マグマ中に含まれるか,もしくはマグマから由来したガス。直接には観測されない。その起原や深さについての明確な指示なしに用いられている言葉。化学組成は火山ガスや岩石中に吸蔵されているガスなどから推定され,水がその大部分を占めると思われる。マグマ性ガスはマグマの中で水を主体とした反応によって発生すると考えられ,初生(juvenile)のものより再循環性のもののほうが多いと推定されている。マグマ性ガスは一般に閉じた系として扱うことができ,ガス成分間のみならずガス成分とマグマの構成鉱物との間でも,化学平衡や同位体交換平衡が成立していると考えてよい。参考文献:A.J.Ellis(1957) Am. J. Sci.,Vol.255
執筆者:日下部 実
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

