マジャール族(読み)マジャールぞく(その他表記)Magyar

翻訳|Magyar

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マジャール族」の意味・わかりやすい解説

マジャール族
マジャールぞく
Magyar

ハンガリーの基幹住民。フィン=ウゴル語派系のハンガリー語を話す。マジャール族の原郷はカマ川流域とされ,5世紀初頭に南に移動を始め,800年頃にはドン川下流域に進出,さらに西進して 896年には現在のハンガリーの地 (ドナウ川左岸) に達した。元来牧畜を生業とする民族であったが,移動時代,ブルガール人との接触によって農耕を始め,近世になってトルコ人の影響で遊牧の生活様式を取り入れた。形質的にはタタール人,スラブ人,ゲルマン人との混血がみられる。ハンガリーには約 1000万人が住んで,人口の大部分を占め,そのほかチェコ,スロバキア両国に約 60万人,ルーマニアに約 180万人のほか,セルビア,ウクライナにも居住している。大多数がカトリック教徒である。

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