法則の辞典 「マジョラナ効果」の解説 マジョラナ効果【Majorana effect】 マヨラナ効果*とも呼ぶ.ある種のコロイド溶液を磁場中におくと光学異方性が生じ,そのために複屈折が起こる現象(マジョラナ現象*)をいう.この原因は,コロイド粒子が球形ではなく平板状,棒状の粒子であるために,磁場によって一定の配向をとるためと考えられている.電場中におけるカー効果*,あるいは流動体中における流動複屈折などとも類似した現象である.マヨラナ(E. Majorana)はシチリアの生まれだから,「マヨラナ効果」のほうが正当だと思われるが,こう記してある文献も少なくない. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報