最新 地学事典 「マッキーノ鉱」の解説
マッキーノこう
マッキーノ鉱
mackinawite
化学組成(Fe, Ni)1+xS(x=0〜0.07)の鉱物。正方晶系,空間群P4/nmm, 格子定数a0.3673nm, c0.5035, 単位格子中2分子含む。黄銅~青銅色,金属光沢,正方板状結晶(肉眼的なものはフィンランド,Outokumpuのみに知られる)。劈開{001}明瞭,硬度約2.5, 比重4.30(計算値)。強磁性。反射光でバレリ鉱に似て顕著な反射多色性(バレリ鉱は淡黄~深褐色,マッキーノ鉱は淡桃~桃灰色),強い反射異方性を示す。正マグマ鉱床・苦鉄質岩中の鉱脈鉱床・スカルン鉱床・別子型鉱床・超苦鉄質岩・ペグマタイト中から,黄銅鉱・ペントランド鉱・マウヘル鉱・トロイリ鉱・閃マンガン鉱・キューバ鉱などとともに産出。原産地の米国ワシントン州,Mackinaw鉱山にちなみ命名。
執筆者:青木 義和・清水 正明
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

