マニトバ法(読み)マニトバほう(英語表記)Manitoba Act

改訂新版 世界大百科事典 「マニトバ法」の意味・わかりやすい解説

マニトバ法 (マニトバほう)
Manitoba Act

1870年5月のマニトバ州のカナダ自治領参加を制定した法。その原型は1870年1月25日付でレッド・リバー植民地臨時政府がカナダ政府に陳情したメティスの〈権利宣言〉である。これには公務における英仏両語の使用や財政的援助のほか,〈この地域の住民が享受したすべての財産権利特権〉の擁護がうたわれたが,これにカトリック教育を認める公立学校分離学校)制度を加えたものが,マニトバ法となった。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android