改訂新版 世界大百科事典 「マネトン」の意味・わかりやすい解説 マネトンManethōn 前3世紀初頭のエジプト人神官,歴史家。ラテン名マネトManetho。生没年不詳。前280年ころ,ヘリオポリスの古文書を用いて,ギリシア語で《エジプト史》3巻を著した。メネス王からアレクサンドロス大王までの時代を30の王朝に分け,これを古・中・新王国に三分する彼の区分は,現在でもエジプト年代学の基礎となっている。原典は失われたが,その抜粋はユダヤ人史家やキリスト教教父の著作に引用され,伝えられている。執筆者:篠崎 三男 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
旺文社世界史事典 三訂版 「マネトン」の解説 マネトンManethōn 生没年不詳古代エジプトの神官・歴史家前280年ごろギリシア語で『エジプト誌』を著し,原史料にもとづいて31王朝,古王国・中王国・新王国3時代の諸王の名・年代を記し,今日まで古代エジプト史の基本史料となっている。 出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報 Sponserd by