デジタル大辞泉 「著し」の意味・読み・例文・類語
いち‐じる・し【著し】

「―・き山口ならばここながら神の気色をみせよ」〈かげろふ・上〉
[補説]日葡辞書に口語形「いちしるい」もみられる。

「いちしろし」が古い形とされる。中古以降「いちしるし」の語形が中心となるが、「観智院本名義抄」には「いちしろし」の例もある。中世に入り「いちじるし」の例も見られるようになるが、「日葡辞書」にあるような清音の形が普通の言い方であったか。
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...