コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

著し イチジルシ

8件 の用語解説(著しの意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

いち‐じる・し【著し】

[形ク]《「いち」は、勢いのはげしい意の接頭語、「しるし」は、はっきりしている意。室町時代ごろまでは「いちしるし」》「いちじるしい」に同じ。
「―・き山口ならばここながら神の気色をみせよ」〈かげろふ・上〉
[補説]日葡辞書に口語形「いちしるい」もみられる。
[形シク]いちじるしい」の文語形。

いち‐しろ・し【著し】

[形ク]「いちじるし」の古い形。
「天霧(あまぎ)らし雪も降らぬか―・くこのいつ柴に降らまくを見む」〈・一六四三〉

しる・し【著し】

[形ク]
はっきりしている。際立っている。しろし。
「大伴の遠つ神祖(かむおや)の奥つ城(き)は―・く標(しめ)立て人の知るべく」〈・四〇九六〉
(多く「…もしるく」の形で)聞いたこと思ったことなどが、はっきり形に現れるさま。
「さればよと思ふも―・くをかしうて」〈・二七七〉

しろ・し【著し】

[形ク]《「しろ(白)し」と同語源》「しる(著)し」に同じ。
「又―・く院がたへ参るよしを言ひて」〈保元・上〉

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

いちじるし【著し】

〔「いち」は接頭語。中世以前は「いちしるし」〕
( 形ク )
いちじるしい 」に同じ。 「例の所ならぬ所にて、ことにまた-・からぬ人の声聞きつけたるはことわり/枕草子 150
( 形シク )

いちしろし【著し】

( 形ク )
〔「いちじるし」の古形〕
いちじるし 」に同じ。 「天霧らし雪もふらぬか-・くこのいつ柴に降らまくを見む/万葉集 1643

しるし【著し】

( 形ク )
はっきりしている。きわだっている。 「梅の花匂ふ春べはくらぶ山闇にこゆれど-・くぞありける/古今 春上
思ったこと、効果を期待していたことなどが、具体的な形をとって現れるさま。 「宣ひしも-・く、十六夜の月のをかしき程におはしたり/源氏 末摘花

しろし【著し】

( 形ク )
しるし(著) 」に同じ。 「やうやう-・くなり行く山ぎはすこしあかりて/枕草子 1

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

著しの関連キーワード激湍激発激浪いち逸早し激戦嶮浪激しい

今日のキーワード

平野美宇

卓球選手。2000年4月14日、静岡県生まれ、山梨県育ち。3歳で卓球を開始。07年に小学1年生で全日本選手権大会バンビの部優勝、09年に小学2年生で同大会ジュニアの部初出場を果たし、注目を集めた。13...

続きを読む

コトバンク for iPhone

著しの関連情報