化学辞典 第2版 「マノール」の解説
マノール
マノール
manool
C20H34O(290.48).ラプダン骨格をもつジテルペンアルコール.黄松Dacrydium biformeの木部の精油成分.これに近縁の物質として銀松D.colensoiに含まれているマノイルオキシド(manoyl oxide,C20H34O)があり,塩化水素を作用させると両者とも同一の塩化物を生じる.マノール:融点53 ℃,沸点144~145 ℃(27 Pa).+30.4°(エタノール).マノイルオキシド:融点29 ℃,沸点135~137 ℃(40 Pa).+19.6°(エタノール).[CAS 596-85-0:13R体][CAS 1438-62-6:13S体]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報