マラヤ共産党(読み)マラヤきょうさんとう(その他表記)Communist Party of Malaya; CPM

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マラヤ共産党」の意味・わかりやすい解説

マラヤ共産党
マラヤきょうさんとう
Communist Party of Malaya; CPM

マレーシアの反政府組織。 1927年に南洋共産党として結成され,30年にマラヤ共産党と改称。中国系住民を中心とし中国共産党の指導下にあった。日本軍政期に抗日ゲリラ運動を組織して日本軍と戦うなど,独立闘争を主導した。しかし,48年2月中国系住民を中心に起した武力蜂起はマレー系住民との対立へと発展し,同年7月非合法化される。 57年の独立後合法化され,マレー半島カリマンタン島統一を掲げて活動を続けた。 1970年代には中ソ対立の影響を受け内紛を起し勢力衰退,80年代に入りマルクス=レーニン主義派と革命派が離脱・併合して 83年に結成されたマレーシア共産党 (MCP) に勢力を奪われていった。

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