20世紀西洋人名事典 「マリアシュターダー」の解説
マリア シュターダー
Maria Stader
1911.11.5 -
スイスのソプラノ歌手。
ブダペスト生まれ。
1922年スイスに移り、’33〜39年ザンクト・ガレンでマチルデ・ベアに師事した。’39年ジュネヴ国際音楽コンクールで優勝し、’40年チューリヒの歌劇場で「ホフマン物語」のオランピアを歌って舞台にデビューした。全盛期は’50年代で、レコードではオペラの全曲演奏に参加するが、舞台にはあまり立たない。’61年に来日。’70年カーネギー・ホールでのリサイタルを最後に引退し、チューリヒの音楽院で教授活動をする。レコードにはリヒター指揮、モーツァルトの「レクイエム」(ロンドン)の独唱等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報