オランピア

百科事典マイペディア 「オランピア」の意味・わかりやすい解説

オランピア

マネが1865年のサロンに出品した絵。ゴヤの《裸のマハ》,ティツィアーノの《ウルビノビーナス》などの構図を学び,色彩ベラスケス影響を受けている。近代都市生活に取材した大胆な主題と明快な色調が,1863年発表した《草上昼食》と並んで,のちに印象主義を形成する当時の若い画家たちに大きな影響を与えた。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オランピア」の意味・わかりやすい解説

オランピア
Olympia

É.マネが 1863年に制作した油彩画 (オルセー美術館) の題名で,作品に描かれた裸婦の名。本来は A.デュマの『椿姫』に登場する恋がたきの名。 65年のサロンに出品されたとき,友人の詩人アストリュクがその詩『島の娘』でオランピアの名を用いたことから,作品の題名として,また描かれた女の名として一般に用いられるようになった。アングルオダリスク,ゴヤのマハと同様,近代絵画の代表的裸婦像の名として著名

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デジタル大辞泉プラス 「オランピア」の解説

オランピア

フランスの画家エドゥアール・マネの絵画(1863)。原題《Olympia》。1865年のサロンに入選。娼婦という現実女性裸体を描いたことが不道徳とされ、スキャンダルを引き起こした。『草上の昼食』に並ぶマネの代表作一つパリ、オルセー美術館所蔵。

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