独唱(読み)ドクショウ

精選版 日本国語大辞典 「独唱」の意味・読み・例文・類語

どく‐しょう‥シャウ【独唱】

  1. 〘 名詞 〙 一人で歌曲をうたうこと。ソロ。
    1. [初出の実例]「第二部の第四番目の独逸人の独唱(ドクシャウ)も闋(をは)った」(出典恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉一)
    2. [その他の文献]〔鮑溶‐送僧東遊詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の独唱の言及

【声楽】より

…声のみによるものと,器楽を伴うものとあり,母音唱法などの場合を除き,一般に言葉と結合している。演奏をする人数の点で区別すると,独唱,少人数で各声部を1人で歌う重唱(二重唱,三重唱など),多人数による合唱の別があり,また一つの作品のなかにそれらが結合した形態(ミサ曲,オペラなど)がある。 それぞれの人には固有の声の出る高低の範囲があり,女声はソプラノ(高音域),メゾソプラノ(中音域),アルト(低音域),男声はテノール(高音域),バリトン(中音域),バス(低音域)の区別があり,さらに音色の持味によって,ソプラノ・ドラマティコ(劇的表現に適している),ソプラノ・レッジェーロ(軽い性格のもの)などの区別がある。…

※「独唱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android