20世紀西洋人名事典 「マリアンエングアビ」の解説
マリアン エングアビ
Marien N’gouabi
1938 - 1977.3.18
コンゴの政治家。
元・コンゴ大統領。
オワンド出身。
1953〜57年ブラザヴィルで学んだ後にフランスに留学し、将校としての教育を受けた。’68年12月のクーデターの際、革命評議会議長となり、翌月大統領に就任した。’70年1月コンゴ労働党を結成し、新憲法を制定、国名を人民共和国と改めた。彼が理想とした共産国家樹立は、クーデター未遂、ストライキなどによって困難を極めた。’77年3月南部ラリ族出身の軍人に暗殺され、志半ばで39歳の生涯を終えた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報