最新 地学事典 「マリタ遺跡」の解説
マリタいせき
マリタ遺跡
Mal’ta site 露◆Мальта
東シベリア,ベラヤ川の左岸,アンガラ川との合流点から25km入った地点。1928年にM.ゲラシーモフにより発見。後期旧石器の文化層は,後期カルギンスキー亜間氷期以後に堆積した第4層。マンモス,有毛サイ,トナカイなどの動物化石が共伴。石刃と石刃素材の石器が多くを占め,周辺加工の尖頭器,ノッチ,彫刻刀形石器,石錐などがある。マンモスの牙製の女性像,白鳥の飛行中を写した像,蛇を写した板などの旧石器芸術品が出土。半地下式の長方形・円形の住居と地上式のテント状構造の3種類の住居が発見された。年代は地質学的には約2.3万年前と推定。14C年代は14,750±120年BP。
執筆者:梶原 洋
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

