マリニー座(読み)マリニーざ(その他表記)Théâtre Marigny

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マリニー座」の意味・わかりやすい解説

マリニー座
マリニーざ
Théâtre Marigny

フランスの劇場。パリ第8区マリニー通りにある。ナポレオン3世時代から喜歌劇パントマイム上演されたフォリー・マリニー座跡に,1894年パノラマ劇場として建てられた。 96年からミュージック・ホールとなったが,1925年 L.ボルテーラが劇場主になってからは,オペレッタやレビューばかりでなく,M.パニョールの『マリウス』や E.ブールデの『マルゴ』などの風俗劇でも成功した。第2次世界大戦後の 46~56年には,J.-L.バローとその妻 M.ルノーが結成したバロー・ルノー劇団の本拠として,戦後演劇の中心となり,その後グルニエ・ユスノーが P.ユスチノフや G.フェードの喜劇を上演。 65年に改装されて E.ポペスコらがブールバール劇を上演している。

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