20世紀西洋人名事典 「マリーローランサン」の解説
マリー ローランサン
Marie Laurencin
1885.10.31 - 1956.6.8
フランスの画家。
パリ生まれ。
1904年アカデミー・アンベールで学び、アカデミックな写実の技法を学び、ブラックとも知遇を得る。彼の紹介で’06年バトー=ラヴォワールのピカソの仲間に加わり、’07年アボリネールと知り合い、’12年まで続いた関係の中で、彼女の画法を古典的なものから脱皮させ、キュビスティックな画風に展開させた。’12年パリで初個展、’20年ローマで個展を開き、夢見るような娘達の姿をグレー、ピンク、ブルーなどの淡い色調で甘美に描く。代表作に「シャネル嬢の肖像」などがあり、水彩画、銅版画なども手がける。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報