20世紀西洋人名事典 「マルセルボズッフィ」の解説
マルセル ボズッフィ
Marcel Bozzufi
1929 - 1988.2.2
俳優。
パリ(フランス)生まれ。
イタリア系。ルネ・シモンに師事。映画デビューは1955年ジャン・ギャバン主演の「地獄の高速道路」。その後ジャン・ギャバン、アラン・ドロンなどと数多く共演、気味の悪い笑いを浮かべた仇役とか冷酷な殺し屋などの悪役を得意とした。’69年スリラー「L’Américain」では主演、監督、脚本の三役を兼ね、妻のフランソワーズ・ファビアンもこの作品に出演。’71年米国映画「フレンチ・コネクション」で麻薬組織の殺し屋を演じ好評を得た。他の作品に「哀しみの伯爵夫人」(’74年)、「華麗なる相続人」(’79年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報