ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マルチヌス」の意味・わかりやすい解説
マルチヌス
Martinus
[没]397.11.8. カンド
フランス,ツールの司教。聖人。ガリア出身のローマ兵士であったが,18歳で受洗し,アリウス派の迫害を避けてガリナリア島に隠遁。 360年頃ポアティエの近くに庵室を営み,それがガリア地方における最初の修道院となった。 372年ツールの司教となり,マルムティエに修道院を設け,まもなくそこが文化活動の重要な中心地となった。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報