マルチプル広告(読み)まるちぷるこうこく(その他表記)multiple advertising

日本大百科全書(ニッポニカ) 「マルチプル広告」の意味・わかりやすい解説

マルチプル広告
まるちぷるこうこく
multiple advertising

単一の広告主が、特定の雑誌や新聞に、同じ内容あるいは一連の内容の広告を、多ページにわたって掲載する形態の広告をいう。アメリカではマルチプル・ページ広告multiple page advertisingとよんでおり、多ページ広告と邦訳し、略してマルチともいう。おもに雑誌でよく使われる広告出稿形態であるが、近年新聞でも利用されている。マルチプル広告は、訴求のインパクトやパンチ力を強めるのに有効である。したがって、広告戦略上どうしてもコミュニケーション効果を集中的に高める必要がある場合、あるいは商品広告や企業広告が量的に不足していると思われるときに利用される。また、関連する多くの商品を一度に広告したり、詳細な情報を提供するためなどにも活用される。なお、マルチプル広告は、広告の受け手に対する刺激効果が大きく、爆弾に例えれば、一種の大型高性能爆弾(ブロック・バスターblock buster)に匹敵するとされる。そのため、マルチプル広告をブロック・バスター(ブロック・ブースター)広告とよぶ場合もある。

[伊藤誠二]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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