マルト神群(読み)マルトしんぐん(その他表記)Marut

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マルト神群」の意味・わかりやすい解説

マルト神群
マルトしんぐん
Marut

インド神話の暴風神群。『リグ・ベーダ』によるとその数は 21あるいは 180で,ルドラ神を父とし,雌牛を母とする。電光ひらめき,疾風迅雷の起る現象を神格化したもので,その色は炎のようであり,あるいは太陽のように赤く輝く。肩に電光の槍をにない,金色甲冑,外被,装身具を身に着け,電光に輝く金色の車に乗る。落雷マルトが酪油を流すときである。進軍するときは猛獣のように叫び,雨を降らせ,樹木を倒し,象のように森林を食う。インドラ従者として悪魔退治に従事することもある。武勇,治病,厄よけの神ともされる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む