コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

疾風 はやて

8件 の用語解説(疾風の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

疾風
はやて

日本陸軍機を一貫して製造してきた中島飛行機が,それまでの経験を集大成して生み出した低翼単葉の戦闘機。制式名は四式戦闘機。 1941年末,第2次世界大戦の勃発直後に開発が始まり,わずか1年4ヵ月後の 1943年4月に初飛行,1944年春から量産に入り,終戦までの1年半で 3300~3500機を生産した。日本機としては最高速の飛行性能をもち,戦後アメリカ合衆国による試験飛行でも時速 689kmの高速をみせた。しかし敗戦間近の日本では燃料の質が悪く,製造時の工作不良,材質不良もあって,なかなか本領が発揮できなかった。甲型は,エンジンが中島「誉」 (2000馬力) 1,全長 9.92m,全幅 11.24m,総重量 3570kg,最大速度時速 624km,実用上昇限度1万 500m。武装は 20mm機関砲2,12.7mm機関銃2。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

デジタル大辞泉の解説

しっ‐ぷう【疾風】

速く激しく吹く風。はやて。
風速毎秒8.0~10.7メートルで、風力階級5の風。

はや‐ち【疾風】

《「ち」は風の意》「はやて1」に同じ。
「名恐ろしきもの、…―、ふさう雲、鉾星(ほこぼし)」〈・一五三〉

はやち‐かぜ【疾風】

はやて1」に同じ。
「花を吹きまく―」〈浄・井筒業平〉

はや‐て【疾風/早手】

《「て」は風の意》
急に激しく吹く風。寒冷前線に伴うことが多い。陣風。しっぷう。「―のごとく通り過ぎる
《かかるとすぐ死ぬところから》疫痢(えきり)
(疾風)旧日本陸軍の単座戦闘機。制式名称は四式戦闘機。昭和18年(1943)初飛行。最大時速687キロ。

はやて[列車]

東北新幹線北海道新幹線で運行されている特別急行列車の愛称。平成14年(2002)盛岡・八戸間延伸に合わせて運行開始、平成22年(2010)新青森まで延伸。平成28年(2016)より北海道新幹線でも運行。東京・盛岡間、盛岡・新青森間、盛岡・新函館北斗間を結ぶ。

出典|小学館
デジタル大辞泉について | 情報 凡例

大辞林 第三版の解説

しっぷう【疾風】

はやく吹く風。はやて。 「 -の如く駆け来たる」 「子犬が駱駝らくだの周囲を-の如く廻転して/吾輩は猫である 漱石
ビューフォート風力階級 5 の風。 → 風力階級
[句項目]

はやち【疾風】

〔「ち」は風の意〕
はやて 」に同じ。 「名おそろしきもの…-・ふさう雲・ほこぼし/枕草子 153

出典|三省堂
大辞林 第三版について | 情報

世界大百科事典内の疾風の言及

【風】より

…梅雨の初めの黒い雨雲の下を吹く〈黒南風(くろはえ)〉,梅雨の最盛期の強い南風の〈荒南風(あらはえ)〉,梅雨明け後に吹く〈白南風(しらはえ∥しろはえ)〉などといわれる。 早手(はやて)疾風とも書き,〈疾風(しつぷう)〉〈陣風(じんぷう)〉ともいう。寒冷前線の通過に伴う突風で,しゅう雨を伴うこともある。…

※「疾風」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

エンゲルの法則

家計の総消費支出に占める飲食費の割合 (エンゲル係数 Engel coefficientと呼ぶ) は,所得水準が高く,したがって総消費支出が大きいほど低下するというもの。エンゲル係数は国民の消費生活面...

続きを読む

コトバンク for iPhone

疾風の関連情報