マル山脈(読み)マルさんみゃく(その他表記)Serra do Mar

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マル山脈」の意味・わかりやすい解説

マル山脈
マルさんみゃく
Serra do Mar

ブラジル南東部にある山脈。名称はポルトガル語で「海の山脈」を意味し,大西洋に面して南はリオグランデドスル州から北はリオデジャネイロ州まで,海岸沿いに約 1300kmにわたって延びる。平均標高 800~900m。最高点はリオデジャネイロ州中部のオルガンス山脈と呼ばれる部分にあり,標高 2000mをこえる。ブラジル高原の南東縁をなす山地で,内陸側斜面はパラナ川,ウルグアイ川に向かってゆるやかに傾斜するが,大西洋側は急崖をなして海に臨むため,19世紀半ばに鉄道が開通するまでは,ブラジル内陸部の開発にとって大きな障害となっていた。全体に多雨地域で,年降水量が 2000mmをこえるところも多く,亜熱帯性の密林が繁茂,急崖下の海岸地帯にはマングローブがみられる。夏季に涼しい気候に恵まれる北部山中にはペトロポリス,ノバフリブルゴなどの避暑地が立地する。

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