リオデジャネイロ州(読み)リオデジャネイロ(英語表記)Rio de Janeiro

翻訳|Rio de Janeiro

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リオデジャネイロ州」の意味・わかりやすい解説

リオデジャネイロ〔州〕
リオデジャネイロ
Rio de Janeiro

ブラジル南東部,大西洋にのぞむ州。 1975年,それまでのグアナバラ州を合併するとともに,州都ニテロイからリオデジャネイロへ移った。沿岸にわずかに海岸低地が広がるほかは,ほぼ全域がブラジル高原南東縁の山地,高原地帯から成り,海岸沿いにマル山脈が,内陸寄りにマンティケイラ山脈がほぼ並行して連なり,両山脈の間をパライバドスル川が北東流し,州北東部で大西洋に注ぐ。沿岸部には湾入や潟湖が多く,グアナバラ湾の南西岸にリオ,南東岸にニテロイが立地する。気候は概して高温多雨で,年平均気温 22℃。同国で最も人口密度が高い州で,都市化も進んでおり,住民の 80%以上が都市人口。主産業は工業で,鉄鋼,金属,繊維,食品,化学,セメント,自動車などの工業が発達。植民地時代初期以来,サトウキビ,コーヒーのプランテーション地帯として発展した地域であるが,現在農業人口はわずかで,近郊農業が行われる。その他牧牛,漁業などが行われ,マル山脈中にはペトロポリステレゾポリス,ノバフリブルゴなどの保養都市があり,観光業も重要。リオを中心に鉄道・道路網が発達している。面積4万 3653km2。人口 1258万 4108 (1991推計) 。

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